受験生をお持ちのお父様,お母様へ(著者・講師より)

 はじめまして。「センター英語のワナ」の執筆、講義を担当しました荻野です。受験生をお持ちのお父様やお母様におかれましては、何かと落ち着かない日々をお過ごしのことと思います。私自身、数年前に息子や娘の受験を経験し、自分が受験したときよりも緊張したことを覚えています。私は英語の対策に関しては一応のプロですので、子供の質問に答えることはできたのですが、それ以外の教科・科目については、どのように指導すればよいのかサッパリ分かりませんでした。子供たちも塾や予備校に行ったり、学校の先生に聞いたりして解決していたようですが、何もしてやれない自分に少々の虚しさも感じたものです。

私が英語以外の教科・科目の子供たちへの指導について心がけたことは、「口出しをしない」ということでした。また、「勉強しなさい!」とか「早くしなさい!」という抽象的な指導(叱責)は、逆効果だと分かっていましたので、どんなにイライラしても口に出しませんでした。無駄な労力は使いたくはありませんでしたし、その分の労力を自分の仕事に回してお金を稼ぎ、そのお金で子供の教育に役立つものを買い与えた方がよいと思ったからです。ある程度の観察をすれば、子供がどのようなところで伸び悩んでいるのか、今、どのようなものが必要なのかが分かるものだと思います。「勉強しなさい!」という抽象的な言葉よりも、「これをやってみたら?」という具体的な指導の方が実効性があり、家庭円満にも役立つと思います。

教育現場において、「馬を水のみ場まで連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」という格言はよく用いられます。確かに、子供本人のやる気が無ければ、どんな学習機会を与えたとしても無駄に終わることはよく分かります。しかしながら、周囲の人々(特にご両親)が「馬を水のみ場まで連れて行く」という誘因を与えない限り、「水を飲む」という行為はなかなか生じないものとも思います。

私は、この「センター英語のワナ」を執筆、講義するにあたり、これまで接してきた生徒の中で、伸び悩んでいた生徒たちのことを第一に考えました。彼らは、本質的には素直で優しく、「勉強をしなければならない」と思っていながら、具体的にどのように解決していけばいいのかが分からない生徒達がほとんどでした。素直であるがゆえにいろいろな意見に惑わされ、優しいゆえに誘われたらイヤと言えず、なかなか集中して勉強ができない状態に陥っているのです。このままで行けば、目標としている大学に到達できないという焦りはあるものの、具体的に何を集中してやればよいか分からない状況なのです。

もし、お子様がこのような状況にいるのであれば、そしてそれが英語ならば、是非、この「センター英語のワナ」を買い与えてください。パソコンで講義を聞きながら勉強するというスタイルは、ご両親の受験時代には経験の無いことかもしれませんが、若い世代の彼らは何の抵抗も感じません。まるで個人授業を受けているような感覚の講義ですので、継続して学習でき、伸び悩んでいた原因をつきとめ、必ず壁を乗り越えることができます。また、ネット環境にあれば、ネットゼミのページから質問も受け付けていますので、ThinkBoardで回答を受けることも可能です。

ともあれ、受験においては手を打つべき時に即座に手を打つことが大切だと思います。センター試験英語攻略のためのターニングポイントとして、是非、本書をお役立て下さい。

「荻野のセンター英語のワナ」著者・講師 荻野 次信
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